千なりは名古屋市の老舗・両口屋是清が作るどら焼きの一種といえる焼き菓子。味の種類は「小豆粒あん」「抹茶あん」「林檎あん」の3種類です。賞味期限は製造日より14日。
千なりとは?
1934年ころから販売されている、両口屋是清が手がける焼き菓子です。
千なりの由来は、豊臣秀吉の馬印である「千なり瓢箪(ひょうたん)」。
瓢箪は上が小さく下が大きくなっている末広がりのため、縁起がよいとされています。そんな瓢箪を由来に持つ「千なり」も縁起菓子といえる存在ですね。
千なりは何度かリニューアルされており、2023年6月時点では小豆粒あん・抹茶あん・林檎あんの3種類です。
千なりとどら焼きの違いですが、菓子名や生地に焼印が押されているといった部分はあるものの、菓子に使うメイン原材料や見た目から判断する限りでは、とくに大きな違いがあるというわけではないので、千なりもどら焼きの一種といってよいでしょう。
ちなみにウィキペディアの千なりのページでは、千なりについて「11代目の主人大島清治が、長崎県にある菓子店文明堂がヒットさせたどら焼き『三笠山』に触発され、編み出したものであると記載されています。
千なりの原材料・カロリー・賞味期限は?
小豆粒あん
原材料 | 砂糖(国内製造)、卵、小麦粉、還元水飴、大納言小豆、小豆、はちみつ、水飴、植物油脂(ごま・大豆を含む)、寒天/トレハロース、加工デンプン、膨張剤、グリシン、増粘剤(CMC) |
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カロリー | 184kcal(1個当たり) |
賞味期限 | 製造日より14日 |
抹茶あん
原材料 | 砂糖(国内製造)、卵、小麦粉、手芒豆、還元水飴、福白金時豆、はちみつ、植物油脂(ごま・大豆を含む)、寒天/トレハロース、加工デンプン、膨張剤、グリシン、増粘剤(CMC) |
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カロリー | 191kcal(1個当たり) |
賞味期限 | 製造日より14日 |
林檎あん
原材料 | 砂糖(国内製造)、卵、りんご、小麦粉、水飴、手芒豆、はちみつ、福白金時豆、還元水飴、りんご濃縮果汁、植物油脂(ごま・大豆を含む)、寒天、レモン果汁/トレハロース、加工デンプン、膨張剤、増粘剤(CMC)、香料 |
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カロリー | 188kcal(1個当たり) |
賞味期限 | 製造日より14日 |
千なりの味は?食べた感想
千なりを食べた率直な感想は「どら焼きの皮が良い意味で主張していない!」です。餡の引き立て役になっている印象。
小豆粒あん
オーソドックスで万人受けするタイプの餡という印象を受けます。抹茶あん、林檎あんにもいえることですが、千なりの生地は、いわゆる「どら焼きの皮」とはひと味違います。
一般的にどら焼きといえば、生地に含まれている卵の香りがふわ〜っとするのですが、千なりはそれがあまりありません。人によっては物足りなく感じるかもしれませんが、生地と餡の一体感が感じられてあっさり食べられます。良い意味でどら焼き生地の主張がなくてよいです。
抹茶あん
しっかりと練られた抹茶餡は濃厚ながらもくどくなく、さっぱりといただけます。ほどよい抹茶の苦味もあり深みのある味わいです。
林檎あん
刻んだ林檎が入っていてシャキシャキした食感がアクセントになっています。リンゴの酸味も感じられるフルーティーで爽やかな餡ですね。林檎あんのどら焼きって珍しくないですか?
ふっくらし過ぎていない、しっとりタイプのどら焼きの生地が好印象でした!
千なりのおすすめ利用シーンは?
千なり瓢箪が描かれているので、縁起菓子として祝い事のギフトにぴったりです。
パッケージも品があるので、ちょっとした手土産からお中元・お歳暮まで幅広く利用できそうです。
千なりの入り数・サイズ・価格帯は?
入り数 | 5個入、8個入、10個入、15個入、20個入、30個入 |
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サイズ | 横27.5×縦9cm(5個入) |
価格帯 | 1〜1,000円、1,001〜2,000円、2,001〜3,000円、3,001〜4,000円、5,001円〜6,000円 |
千なりを購入できる場所は?
西日本地区の両口屋是清の各店舗、両口屋是清「東京支店売店」で販売されています。
両口屋是清の情報
製造者 | 両口屋是清 |
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製造者住所 | 愛知県名古屋市丸の内三丁目14-23 |
公式サイト | https://ryoguchiya-korekiyo.co.jp/ |
オンラインショップ | https://ryoguchiya-korekiyo.co.jp/ |