風流堂 山川

風流堂の山川は日本三大銘菓の一つに数えられている和菓子。島根県松江市に本店を構える風流堂が製造販売しています。賞味期限は製造日から11日。

皿にのせた山川とパッケージが並んでいる
目次

風流堂 山川とは?

風流堂 山川は創業1890年(明治23年)の風流堂が手がける落雁です。

山川のパッケージ

風流堂 山川は、寒梅粉・砂糖・塩で作る落雁。

じつは「山川」という和菓子は、もともとは江戸時代の松江藩主であり茶人でもあった、松平治郷(不昧公)が好んだ和菓子です。江戸〜明治の一時期、山川は作られておらず、そんな歴史ある和菓子を現代に復刻させたのが風流堂2代目当主なのです。製法を記した文献がほとんどなかったそうなので、復刻させるのは本当に時間と手間のかかる壮大なプロジェクトだったと思います。

現在では、風流堂だけではなく松江市の他の和菓子店でも同名の落雁が販売されています。かつての銘菓を蘇らせたのも素晴らしいですが、他のお店でも販売できるように製造方法を独り占めしなかったところも注目に値します。

開封した山川

風流堂 山川の原材料・カロリー・賞味期限は?

原材料砂糖(国内製造)、寒梅子、食塩/紅花色素
カロリー100g当り361kcal
賞味期限製造から11日

風流堂 山川の味は?食べた感想

さすが茶人が愛したといわれる和菓子なだけのことはあり、抹茶の味わいをよく引き立てるさらっとした甘さの落雁です。

切れ目がついている山川

シンプルな紅白の見た目で、割くときの触感は少し硬めのしっとりもぎゅっとしています。切れ目が入っているので、手で簡単に割いて食べられるのが嬉しいポイントです。

風流堂の山川の味わいですが、すぐにサーッと溶ける落雁があるなか、山川はじゃりっという音ともにゆっくり溶けていきます。口当たりがなんとも上品で、お茶を飲みながらゆっくりした時間を過ごしたいときに食べたくなる落雁ですね。

気軽におやつ感覚で食べるような和菓子ではありませんので、なかなか食べる機会がないかもしれません。ただ、松江を代表する歴史ある銘菓ですので、和菓子好きであれば一生に一度は食べておきたいところです。濃い目のお茶と合うのはもちろんのこと、ブラックコーヒーとも意外と相性が良いと感じます。ちなみに、山川の紅白の由来ですが、紅は紅葉を、白は川の流れを表現しているそうです。紅白なので、てっきり縁起菓子として考案されたのかと思っていました。

皿にのせた紅白の山川

風流堂 山川のおすすめ利用シーンは?

松江市のお土産におすすめ。日本三大菓子処の一つである松江市を観光するときには、ぜひ手に取ってもらいたいです。

開封した山川

風流堂の山川は日本三大銘菓の一つなので、和菓子好きの人に贈れば珍しがってもらえそうです。(まぁ、和菓子好きであればすでに知っている人が多いかもしれませんが…)

風流堂 山川の入り数・サイズ・価格帯は?

入り数1枚入、2枚入、3枚入、4枚入、5枚入、6枚入
サイズ1枚入:縦17.8cm×9.8cm
価格帯1,000円台、2,000円台、3,000円台、4,000円台、5,000円台、6,000円台

風流堂 山川を購入できる場所は?

風流堂の各店舗や全国の有名百貨店などで販売されています。

公式サイトで販売箇所を見る

風流堂の店舗情報

店名風流堂
製造者住所松江市矢田町250-50
電話0852-21-2344
公式サイトhttps://www.furyudo.jp/
オンラインショップhttps://www.furyudo.jp/
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この記事を書いた人

「和菓子の魅力」の運営者で、お土産ブロガー/観光特産士マイスター。
兵庫県在住、出身はカステラ県です。子供のころから大の甘党で、好きな和菓子はおはぎと饅頭。これまで仕事やプライベートで600以上のお土産菓子を食べてきました。楽しく和菓子の魅力を発信中。

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