長生殿

長生殿(ちょうせいでん)は日本三大銘菓の一つに数えられている落雁。石川県金沢市に本店を構える森八が製造販売しています。賞味期限は約30日、生〆は約8日。*このページで紹介しているのは長生殿生〆です。

皿に乗せた長生殿とパッケージ
目次

長生殿とは?

長生殿は創業1625年(寛永2年)の森八が手がける落雁です。

長生殿のパッケージ

森八の長生殿は、徳島県産の阿波和三盆糖、北陸産のもち米を使用して作る落雁です。

長生殿は、和三盆糖と落雁粉をきめ細やかになるまで何度も混ぜ合わせ、最後に木型に入れて押し固めて打ち出します。昔ながらの製法でできる長生殿は、和三盆糖の上品な甘さと口当たりの良さが特徴です。300年以上の歴史を持ち、日本三大銘菓の一つに数えられています。

長生殿生〆

長生殿には乾燥させたタイプと、乾燥させずに、作った後すぐに密封包装した「生〆」タイプがあります。長生殿生〆はしっとりした口当たりの良さが特徴です。

長生殿の原材料・カロリー・賞味期限は?

原材料和三盆糖(国内製造)、もち米粉、水飴/紅花赤色素、澱粉
カロリー1枚当たり53kcal
賞味期限約30日、生〆約8日

長生殿の味は?食べた感想

「長生殿生〆」をいただきました。ホロっとやわらかく、スーッと口の中で溶けていきます。

皿に乗せた白と赤の長生殿

篆書体(てんしょたい)で書かれた「長生殿」の文字が特徴的。

乾燥したタイプの長生殿は何度か食べたことがありますが、生〆は初めて。一般的には落雁は乾燥させて作るので、生の落雁は珍しいですね。

通常の長生殿と比べてやわらかくホロっと崩れ、しっとりして口どけが良いです。舌触り、歯触りともに良く、味わいも和三盆糖特有のまろやかさがあり上品です。カリッとした落雁もよいですが、私は生タイプのほうが好みかな。

長生殿の味はもちろんですが、和菓子好き・歴史好きとしては、1600年代創業の老舗が手がける和菓子というところも魅力に感じるポイントです。

昔ながらの製法が守られていることもあり「あぁ、この長生殿を昔の茶人たちもお茶の席で食べたのか…」と思うと、なんだか感慨深いです。こういった歴史の長い和菓子が日本の文化を支えてきたのかもしれませんね。(大げさかっ、いや大げさでもないだろう)

皿に2つ長生殿が並んでいる

長生殿のおすすめ利用シーンは?

お茶の席に出す茶菓子、また金沢土産におすすめです。

開封した長生殿

「落雁はあまり食べないなぁ…」という人でも、日本の歴史に名を残す銘菓なのでぜひ一度は味わってほしいですね。

長生殿の入り数・サイズ・価格帯は?

入り数4枚入、8枚入、16枚入、24枚入
サイズ4枚入:縦21cm×横10.5cm
価格帯1,000円台、2,000円台、4,000円台、6,000円

長生殿を購入できる場所は?

森八の各店舗や全国の有名百貨店などで販売されています。

公式サイトで販売箇所見る

森八の店舗情報

店名森八
製造者住所石川県金沢市大手町10-15
電話076-262-6251
公式サイトhttps://www.morihachi.co.jp/
オンラインショップhttps://morihachi-shop.com/
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この記事を書いた人

「和菓子の魅力」の運営者で、お土産ブロガー/観光特産士マイスター。
兵庫県在住、出身はカステラ県です。子供のころから大の甘党で、好きな和菓子はおはぎと饅頭。これまで仕事やプライベートで600以上のお土産菓子を食べてきました。楽しく和菓子の魅力を発信中。

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